4/16 星と月と黄色いちりとり
今朝見た夢。
いくつか夢を見たけど、最後のひとつしか覚えてない。
大きいマンションの1階エントランス部分。
最近のみたいなきれいなのじゃなくて
昔からある古いマンション。
エントランスはせまくて、オートロック機能もない。
私はそのマンションの敷地に入って歩いていた。
エントランスから、ひとりの男の子が出てきた。
幼稚園の制服だろうか、白いシャツと黒い半ズボンを履いている。
今日のご飯は何かな~といった内容の歌を歌いながら
私の横を通り過ぎて行った。
とても可愛らしくてほほえましかった。
そのあと、もうひとり、別の男の子ともすれ違った。
エントランスに入るとすぐに
右奥側へカーブした昇りの階段がはじまっている。
螺旋状に作られた階段を上がるとき女の子ともすれ違った。
女の子は紺色のスモックを着ていた。
これも幼稚園の制服みたい。
私が階段を登り始めてすぐのところに
またひとり別の女の子が座り込んでいた。
階段には、月や星の形をした、銅板のような色の
平たいパーツがばらまかれている。
暗い銀色のようなものもあった。
私は、困ったような顔をしている女の子に近づいて座り、
パーツを拾い始めた。
「落としちゃったのー?」と聞きながら。
さっきすれ違った女の子が戻ってきて
どうしたの~?と言う顔をしていたから
「落としちゃったんだってー」と話した。
さっきの男の子達も戻ってきて、
パーツを拾う私に、ちりとりを差し出してきた。
レモンの色みたいな、まっ黄色のちりとりだった。
”これを使って集めてね”ということだろうと理解して
ちりとりを受け取り、女の子に「これで集めようね」と声をかけた。
「これで集めると、ゴミも一緒に入っちゃうけど、
後でのけたら大丈夫だからね」と私は言った。
今思えば、だれに言ったんだろう。
ごみを気にしていたのは私だけだったのではなかろうか。
その辺で目が覚めた。
昔、実家の近くにヒロヤというスーパーがあった。
1階が店舗で、上はマンションだった。
ヒロヤが廃業してからも、マンションには人が住んでいた。
友達が住んでいたので何度か遊びに行ったことがあるが
一戸建ての自分の家とは全く違う構造の建物を
とても珍しく思っていた。
エントランスや階段は少し薄暗くて、子供の私には
気味が悪い感じがしていた。
夢で見たマンションは、まさにそんな感じだった。